このような健康法が効果があるということが科学的に証明されることは心強いですね。
和温療法(2010年改訂版で新設)
和温療法は、欧米のガイドラインにはない日本独自の治療法です。日本人の心不全患者を対象とした前向きの多施設共同試験で有用性と安全性が確認されたことを受けて7)、2010年改訂版では非薬物療法のひとつとして新たに項目が追加されました。本療法は、乾式遠赤外線サウナ装置を用いた全身治療法で、60℃の均等乾式サウナ浴を15分間施行した後、出浴後30分間の安静保温を行います8)。和温療法の効果としては、心機能(収縮能および拡張能)の改善、心不全症状の軽減、心拡大やBNPの減少、末梢血管内皮機能の改善、心室性不整脈の減少などが認められており、退院後に外来で週2回程度本療法を継続することによって、死亡や再入院が減少して予後が改善されることも明らかにされています。 ただし、和温療法は心不全の治療法としては保険適用外です。高度の大動脈弁狭窄症や肥大型閉塞性心筋症の重症例に対しては慎重に施行してください。また、感染症がコントロールできていない患者や高熱患者には禁忌であり、注意が必要です。 和温療法 Class Ⅰ 心不全に対する薬物療法の補助療法として(エビデンスレベルB) 日本循環器学会:慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)